はじめての料理

ありんちょが夕飯にぺペロンチーノを作ってくれるという。
どうやら何かの本で読んだらしく、かなりはりきっている。
色々心配ではあるけれど、夕飯を作らなくていいのはかなり嬉しいので、
やってもらうことに。


横で見ていると、麺を茹でるための鍋を取り出し水を入れている。
それはもちろん良いのだが、
水が鍋の3分の1位しか入っていないのに火にかけようとしている…。
「もっと水入れなきゃだめだよ」と言うと、「えっ」と言い水を足す。
でもまだ半分なのにまた火にかけようとする…
「もっと入れて」「えっ」と言うのを3回くらい繰り返したか…やっと適量に
なった。


次に鷹の爪とにんにくをオリーブオイルで炒めると言うのでのでにんにくを
出して渡す。すると、にんにくを手にとって言い放った。
「これ、どうやって剥くの?」


ちみは本を見て勉強してきたのではないのか?(笑)
これは本当に作ってもらっているのか〜(笑)


いや、しかし本にはにんにくの剥き方は書いてないかもな、
と思い、剥いて渡した。
そのあとは本に書いてあった手順だったらしく(笑)
スムーズに進んでいきました。


そして茹で上がった麺を具に絡めるときに「ゆで汁を少し入れるといいんだよ〜」
と自慢げに言って、穴のあいたおたまを手に取った。
ボケているわけではないらしい。本気でやっているようなので、ちらっとこっちを
見るありんちょの目を見ながら穴のあいていないおたまを渡して差し上げました。


そのあとも、「茹で上がった麺はどこにあげるのか」、とか
最後の味付けに「塩は…これくらい?」とじっと見つめて聞いてきたりと、
結局食事の支度を休んだような気にはなれませんでした(笑)


まあ、次に期待することにしよう。