6月15日(土)

この日は私は仕事、ありんちょは珍しく休みだった。
私の仕事が終わったら一緒に病院に行く予定でした。


19時頃仕事が終わり、着替えている時ありんちょからのメールが
きているのに気づいて見てみると
「げんにゃの具合が悪そうなので先に病院に行ってる」とあった。
そんなに時間が経っていなかったので急いで病院へ。
待合室に入るとありんちょがいた。
家で掃除機をかけていたら「ゴトッ」と音がして「なんだろう」と思って
見るとげんにゃが倒れていたらしい。
息ができていないように見えてあわてて病院に行く、とわたしにメールして
出てきたらしい。


キャリーバッグに入っているげんにゃを見ると、横になったまま
口で荒い息をしている。
それを見た瞬間「もうだめだ」とわかった。
人前なのに涙が出てきて止まらなかった。
すぐに先生に呼ばれて診察室に入ったけどげんにゃを見て
「これは…もうどうすることもできないです」と言われた。
家で見ていてあげた方が良い、という話になって
連れて帰りました。


帰るとペットシーツの上にげんにゃを寝かせた。
苦しそうなげんにゃを2人で見ていると、急にてっちゃんが
私の隣にやってきてげんにゃをじっと見ている。
なんだろう、と見ていると何を思ったかげんにゃの後ろ足を噛みはじめた。
ゆるく、もぐもぐという感じで。
そしてげんにゃの顔を4、5回ザリザリと舐め、向こうのほうに行って
ごろんと横になってしまった。


そして家に帰ってきて1時間ほど経った8時35分
苦しそうにペットシーツを2、3度かきむしったあと、息が止まりました。
ずっと病気でだっこしていなかったので、もう苦しくなくなった
げんにゃをだっこしました。
私がげんにゃをだっこするのが大好きだったので最後にだっこしたかった。